カタルタ


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私は凪さんという人が大好きでした。音信不通になり連絡が途絶えてから何年経ったか定かではないです。数えるのも嫌になるぐらい私は歳をとったからかもしれません。映画の話。好きな本の話をよくしました

 

 

喪失後は何ヵ月も立ち直れませんでした。飲みに出掛けても仕事で庭の掃除をしていても泣いていました。あの人は高速で迎えに来てくれてお好み焼きに行きました。笑顔が。目尻がくしゃくしゃになって最高にかわいい人でした。私は高望みをしました

 

もう、女やめたいよ

 

期待したくないよ

 

こんな思いするならなにも見ないようにしたい

 

その時、話を聞いてくれた男性はバイク乗りの兄ちゃんでした。電話番号だけ送られてきたので急いでかけてわんわん泣きました

 

またその人も私の前からいつしかいなくなりました

 

 

いなくなった凪さんのことをまた何年かおもってました

 

 

いつも泣いてると同居人に怒られるのでやめました。時間が解決するというのは本当にあって心が穏やかになっていきました

 

 

あなたには不思議な魅力がありますね。とっても素敵です。たったそれだけです。そう言われただけです。犬のように尻尾を振って喜んで舞い上がってしまいました。私だけが大切な人。関係が終わってもまだ思い出し好きになっていきます。お世辞かもしれないのに、その言葉を額縁にいれて飾ることにしました

 

 

とつぜん、暴飲暴食期に

 

 

なにがはじまったのかというと突然のビッチ化です。1日に多くて3人。抱かれてみることにしました。目を閉じてみます。凪さんが好きでした。目の前の男は私を見ていませんでした。私も見ていませんでした

 

 

 最初は悲しい感情しかなかったのですが、他に迷惑がかかりそうだったので溺れることにしました。心が死んでいきました。再生するといいな。自分がどんどん他人事になっていきます

 

 

フランス人のシェフもオーストリア人も日本の時計屋もほどよい距離で接してくれました

 

 

フランス人のシェフは赤ワインと手作りハンバーグを振る舞ってくれました

 

 

ディカプリオのデビュー作をベッドで横たわりながら観てましたが、この人はこれで最後なんだな続かないんだなと思いながらもその空間を楽しむことに専念しました

 

 

急に自業自得で気持ち悪くなり、連絡先をすべて捨て間違っても連絡できないようにしました。また泣きましたが、スッキリしました

 

 

「連絡帳を整理してたら出てきて。もしかして○○ですか?」

 

 

うん、そうだよ。連絡をくれたのはその子だけでした。異性で一番長い関係です。とてもゆるく、お互い傷つけたり悲しくなることなく利用し合います。いつでも切れてもいいと思ってます

 

「最近した?」

 

「2週間前に」

 

「そっかー。私は誰ともしてなかったよ」